コルトレーンのコレクションのなかで、あまり聴いていなかった一枚をオーディオプレーヤーに落として、トラックのなかで聴いていたのだが、ちょいとグッとくる演奏だったので帰宅してよーく調べてみた。
「 John coltrane quintet with Eric Dolphy 」
1曲目の My Favorite Things はおなじみの曲だが、コルトレーン、マッコイ・タイナー、ドルフィー、コルトレーンとソロが続くのだが、後半のコルトレーンはその前のドルフィーに刺激されたのか、前半のソロとは比べ物にならないほどのアドリブを展開する。
まるで、別人のようだ。
ドルフィーの加入が刺激になっているようだ。
マッコイ・タイナーのプレイも力強く、そして長い!
ドルフィーのフルートもユニークで美しい。
2曲目の Mr P.C と 3曲目の Miles' Mode は、コルトレーンのテナーとドルフィーのアルトがバトルしていて、わくわくする。
こんなCDを棚に放りぱなしにしていたのは、反省だなぁ。
改めて、コルトレーンとドルフィーの関係を調べてみると、1961年の11月にドルフィーが参加して欧州演奏旅行に出発している。
そして1962年の3月にドルフィーが退団。
このCDのベースはジミー・ギャリソン(1961年12月より加入)なので、1961年12月~1962年3月の間の録音だと思われる。
日付のクレジットはなく、ニューヨークのブルックリンにある、Blue Cornet というジャズクラブでの録音としか記されていない。
コルトレーンとドルフィーが共演したアルバムは少ないらしいから、ウチで貴重な1枚になってしまった。
あとで気がついたのだが、今日7月17日はコルトレーンの命日だった。
朝帰りして眠れなく、CDを聴いてブログの記事を書いてしまったのは、コルトレーンに起こされたのだろう。
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