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JAZZとROCKが 三度のめしより好きな おっさんの戯れ言

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(その10からのつづき)

目が覚めたときはすっかり昼近くになっていた。

このところ規則正しい生活とは無縁になってしまっていた。

何時だろうが眠たきゃ寝る、自由な生活を満喫していた。

「今日は結果が来てもいいんだけどなぁ」

昨日郵便を心待ちにしていたが、ポストには何も入っていなかった。

テレビをみて気をまぎらわしてはみるが落ち着かない。

外でバイクの音がした。

「郵便だ!」

バイクが遠ざかるのを確認してポストへ走った。

来ている!

急いで部屋へ戻り、はさみで封を切る。

履歴書らしきものが見える。 いやな予感。

予感は的中した。

「このたびは当社にご応募いただき真にありがとうございました。厳正に審査いたしましたが、今回はまことに残念ながら・・・・」

あとは読まなくても送り返された履歴書で十分理解できた。

要するにダメだったということだ。


つぎに求人誌が発行されるのは金曜の朝だからまだ3日もある。

これで1週間以上も無駄な日を送ってしまった。
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(その9からのつづき)


家を出た時は小降りだった雨も、製鉄所や化学コンビナートが立ち並ぶ湾岸道路を走る頃には、すっかり本降りになっていた。

ワイパーがフロント・ガラスに音を立てながら扇の形をつけている。


「そろそろワイパーも換えないとなぁ」


雨が降るとそんな気になるが、晴れるとすっかり忘れてしまっている。

外で仕事をするようになっても、暑い、寒いは平気だった。

だけどなぜか雨はきらいだった。

カッパを着ることも、ずぶぬれで仕事をすることもきらいだった。


「なんでこんなときに雨が降るんだ。」


求人誌でみつけた面接の時間には十分余裕があったが、遣太はイラつきぎみに車線を変えながら遅い車を追い越していった。

その会社へは予定の時間より30分も早く着いた。

会社のまわりを一周してから手前のわき道に車を止めて時間をつぶす。

もう一度求人誌を見直して確認した。

仕事はトラックの運転手だ。スーパーへの配送だから経験も自信もある。

給料はそれほどよくないが、この際ぜいたくは言ってられない。


「こんにちは、ドライバーの面接にうかがいました大派と申しますが。」


現場のようにはいかないので遣太は言葉に気を使いながらあいさつした。


「どうぞ、こちらへ」通された部屋は休憩室だった。



「初めまして、私、求人担当の高橋と申します。この度は当社へのご応募ありがとうございました。」


出てきた担当者は折り目正しくあいさつをした。

業界が違うとこんなに違うものか。

「初めまして、大派です。よろしくお願いします。」


面接担当の高橋は矢継ぎ早に質問をしてきた。


「毎日九州フーズでは出発時間は、また帰社時間は?」  「夜中の2時ごろ出て、帰りはお昼ごろですかねぇ」

「手積みするときがあるんですが、大丈夫ですか?」  「建築の現場で働いてましたから問題ありません」

「トラックは2tと4tがあるんですがどちらを希望されます?」  「どちらでもO.Kです」

「休日はローテーションでとりますが、その辺いかがですか?」   「ひとり者なのでいつでも出勤できます」

「作業服のサイズはMでは小さいでしょうか。」

おいおい、そこまで聞くの?

「Lがいいと思います」


「結果は一週間後にご連絡いたします。」高橋は満足げだった。


「では、よろしくお願いします。」


遣太には、かなりいい内容の面接に思われた。

これから一週間何をしようか。考えながら遣太は会社をあとにした。


「でも感触はよかったなぁ、服のサイズまで聞いてきたし、こりゃいけるかな。」

遣太はトラックで配送している自分を思い浮かべながら、ネオンきらめくパチンコ屋の駐車場に車を突っ込んだ。

(つづく)
(その8からのつづき)

河合から自宅待機の指示をされていたが、一向に連絡の気配はなかった。

毎日何もせず、ただ無意味に生きているだけだ。


時計は午後2時をまわっていた。

次の日の仕事は3時過ぎに決まるシステムだ。

仕事があれば、3時過ぎに連絡が入る。入らなければ仕事は無い、ということになる。


「大派さーん、居る?」ベランダの下から呼ぶ声がした。  大家だ。

「大派さん、最近仕事出てないの? おたくの車、駐車したままだからねぇ」

大家には怪我の話はしたが、あれからまったく仕事がないことは伏せておいた。

たぶん家賃の心配をしてるのだろう。

「うん、仕事が一段落したので次の現場までちょっとお休みしてます。」

「ああそうなの、」

ちゃんと仕事をしているか、とか失職していないか、とか家賃にかかわることには敏感な大家だ。


今月はちゃんと入金したが、来月の家賃分はきびしい。

仕事は無くても、ハラはへるし、光熱費もかかる。

このまま無収入が続いたら、とても家賃の捻出は不可能だ


大家の相手をしていたら、3時をすぎてしまった。

大家が自宅にもどったことを確認してから社長の河合に電話をかけた。


「社長、どうですかね、仕事のほうは?」

「大派さん、あれから縮小されるばっかりでまいっちゃうよ。大山建設なんて、まったくヒマになっちゃったんだから」

大山建設は遣太も仕事をしたことのある会社だ。毎日コンスタントに仕事をくれていた会社がそんな状態だとは。

「大派さん、この業界もっと悪くなるとおもうよ。他を探してみてもいいよ。」

「えっ、他を・・・ですか?」


それって・・・クビってこと?


「まぁいろんなとこ探せばあるよ、それまでに仕事出たら連絡するよ。」

河合はあまり相手をしたくなかったのだろう、そそくさに切られてしまった。


他をさがしてもいいということは、やめていいということか。

はっきり宣言しないけど、これってクビ切りだよな。

でもクビとは言ってないし、派遣といっても契約期間をきめた派遣ではないから契約違反ではないし・・・


考えることもめんどくさくなり、遣太は近くのコンビニへ求人雑誌を買いに出かけた。

「薄!」

5年ぶりに買う求人誌はすっかり薄くなっていた。

(つづく)
(その7からのつづき)

毎日パチンコ三昧の日々、手持ちの金は着実に減っていた。

重い足取りで車へもどり、ケータイをみると着信の表示があった。

パチンコをしていて気がつかなかったのだ。


平賀からだ。

5回ほど呼び出しをすると平賀がでた。

「すまん、すまん、パチンコしてて気がつかなかったんだよ」

「パチンコどうだった?」

「いやぁなかなか勝てるもんじゃないなぁ。そろそろヤバくなってきちゃったよ。

ところで・・工場のほうはどうだ?」

「うーん、あれから大派さんのかわりにシゲちゃんがきてるよ」

「シゲだってぇ?なんでシゲなんか来るんだ?」

一番仕事が出来ない社員の名を告げられ、遣太は軽い不安を覚えた。

「だんだん仕事がへってきてるし、シゲちゃんも行く場所無いみたい。そのうえ大派さん休んでるし。

社長もやりくりでブツブツ言ってたよ」

よりによってシゲとは・・・プライドが傷つく話だ。


今回のケガはちょっと尾をひくなぁと感じた遣太は「明日、社長に話を入れとくか」と自分に言い聞かせるように言った

「うん、そのほうがいいと思う」

「じゃぁ」


体はよくなっていたが、持ち前のサボリぐせで社長の河合に連絡しなかったことをいまさらのように悔やんだ。



翌朝、9時をまわったころ河合へ電話を入れた。


「おはようございます。」

少しトーンを落とした声であいさつした。いかにも病欠らしくするためだ。

「おう、大派さんか、その後どうだ?」

「はい、骨もくっついたみたいで・・・なんとかだいじょうぶです。それで・・・来週くらいから出ようと思うんですが、どうでしょうか。」

「うーん、代わりの人間入れて、もーまわっちゃってるしなぁ」

シゲのことだ。

「それに最近ちょっと仕事がへってきて、ヒマなんだよ。」

無能なシゲを行かせてどうすんだよ!

「まー、来週でも電話するからちょっと待ってろよ。」


社長一人が取り仕切っているからしょうがない。

仕事待ちモードになってしまった。


派遣の世界なんてこんなものだ。

社員の意思や希望なんてものは存在しない。

言われたところに行き、言われたことをする。

それで生活がなりたつのだ

派遣先から「あんたもういいよ」と断られないかぎり。

(つづく)
(その6からのつづき)

仕事を休み始めてから10日が過ぎようとしていた。

胸も、当初ほどの痛みは感じなくなっていた


遣太はパチンコ通いがすっかり日課になっていた。

遊び好きな性格は生まれつきだ。

仕事を休んで昼間からパチンコをすることへの罪悪感などは、とうてい持ち合わせてはいなかった。

パチンコで勝ったり負けたりの毎日だったが、危機感を感じるような性格ではなかった。


今夜も閉店を告げるアナウンスが流れはじめた

「ちぇっ、終わりかぁ」

残った2箱を交換しても1万円のマイナスだ

いつものようにスーパーで食料品を買って部屋へ戻るとドアのすきまにメモがはさんである。

ガスの集金人がはさんでいったものだ。

請求金額は3か月分で、14,296円だ

この会社はガス代を3ヶ月もためると集金に来る。

そして留守だと1週間以内に払わないとガスを止めると、脅し文句を書いたメモを入れておくのだ。

以前にもガス料金を払い忘れて、止められたことがあった。

「明日、払いにいってこようか・・・」

財布をみるとまだ金は入っている

「えーと、今日は何日だっけ?」

自堕落な生活はカレンダーの存在を忘れさせてしまう。

「あっ、そろそろ家賃も払わないといけないなぁ」

月末までに払い込む金額を考えて、改めて財布を見るとちょっと心細い

「そういやぁ、CD買ったり、デジカメ買ったりしたもんなぁ」

ちょっと使いすぎたかなとは思ったが

「明日パチンコで勝ちゃいいさ」

考えるのもめんどくさくなり、遣太は缶ビールのフタを開け、一気に流し込んだ。

(つづく)
(その5からのつづき)

あいかわらず、朝と夜が逆転した生活が続いていた。

一晩中CDを聞きながらテレビゲームに明け暮れる。

明け方に寝て夕方目が覚める。

ハラが減るとスーパーへ買出しに行く。

酒のつまみと夕食、それに明朝食べる分の弁当まで買いこんで帰る。

あちこち回るのはイヤだから一箇所で用を済ます。


ろくに部屋の掃除もせず怠惰な毎日を送っていた。


昼前に携帯が鳴った。

「石井ですけど」電話の声は石井だった。

「おう、めずらしいなぁ。」

「いやぁヒマで行くとこねぇし、大派さんとこに遊びに行こうと思ってね。」


石井の電話で今日が日曜日ということに気がついた。

「いやぁそれがさぁ、先々週にころんじゃって肋骨折っちゃったんだよ。」

「肋骨ぅ?入院したの?」


石井は前の派遣先の社員だから遣太の骨折を知らないのだ。

「いや、サポーター巻いてるだけ、だからウチでおとなしくしてんだ。」

「じゃぁずっと休んでるの?」

「うん」

「いいなー、でもあんまり休むとクビにならない?」


いやなことをいう奴だなぁ。

「そりゃ・・・ねえだろう。まっウチの社長じゃわかんねぇけどなぁ!」

「よくなったら電話スッからまた出て来いよ。」


遣太はそういってケータイを切ったが、内心引っかかるものがあった。

「細川のじいちゃんもケガか何かでクビになったっけ。」


(つづく)

(その4からのつづき)

朝だろうが、夜中だろうが目が覚めれば起き、眠くなればそのままベッドにもぐりこむ。

ただ生きているだけの生活が続いている。


今日は水曜日。

転んだのが先週の金曜日だったからもう5日もたっている。

億劫だからフロにも入る気がしない。

なるべく胸に負担をかけないような動作をしていてもハラは減る

スーパー・マーケットへの買出しと、トイレが一番やっかいだ

最近のスーパーは24時間営業で都合がいいいつでも食い物がある。

スーパーではあまり他の客のそばを避けるようにして買い物をした。

シャワーを浴びていないことが気になったからだ。

レジも逃げるように支払いを済ませた。


胸の痛みをこらえて車に乗り、買い物をした袋を持って帰るのはとてもつら
い。

一人モンの切なさがこみ上げてくる



部屋へもどってもレジ袋を玄関に置いたまま、ソファに倒れこんだ。

なにもしたくない。


しばらく目を閉じたまま何も考えずにいたが、顔を動かしたとき自分の体臭が鼻についた。

「よし!」

意を決して立ち上がり、バス・ローブとタオルをもって風呂場へ向かった。


(つづく)
(その3からのつづき)


遣太が目を覚ましたとき、部屋は薄暗くなってた。

アパートの周囲は生活の気配がしていた。時計を見ると7時をまわっていた。

帰宅してきた住人の、車を駐車する音がしている。

胸にまかれたサポーターで息苦しい




「左奥の肋骨がかるく折れてるか、ヒビが入ってると思いますねぇ。この部分ははっきりとレントゲンには写りにくい所なんですよ。」

レントゲン写真を見ながら医者は説明を続けた

「まあ、たいした骨折ではないから、サポーターで固定しておけばくっつきますよ」

看護婦がサポーターを巻いてくれた

胸を一周してマジックテープで止めるものだ

「仕事はできますか?」

「デスク・ワークぐらいならいいと思いますが、どんな仕事ですか」

「それが・・・工場での作業でじっとしていることはないですね」

「それだと止めたほうがいいでしょう。安静にしていないと治るのも遅くなりますしね」

医者にそういわれ、遣太は内心喜んだ。

休む大義名分ができたのだ。

いい機会だから、ちょっと休もう。いやな社員の久山の顔も見ないですむ。

部屋へ戻ってから、社長の河合に連絡した。

「社長、やっぱり折れてました。」
昨日、休暇をとって病院へいく旨を伝えておいたから、いきなり切り出した。

「そうか、仕事はできそうか?」

「それが3週間は無理だそうです。なのでお休みさせてください」

「そうか、ハイハイ」

なんとなく冷たいが、派遣の会社なんてこんなものだ。

もう次の補充の人間のことしか考えてないだろう。

電話を終えると急に眠気がしてそのままベッドへ倒れこんだ。




ベッドの上で横向きになり左手で胸をおさえ、右手でささえてなんとか起きた

明かりをつけると空腹を覚えた。

冷蔵庫の中にはビールとハムがあった

「明日から休みだ!」

ちょっとした開放感からか、缶ビールを3つも空にした。

テレビを見ながら焼酎のロックを3杯のむと、ちょっとほろ酔いになったが、さすがに飲みにいく気にはなれない。

サポーターをすこし緩めてソファに浅く腰掛けていたが、テレビも明かりもつけたまま、明け方また眠ってしまった。


(つづく)


(その2からのつづき)

遣太は車を賀来町のほうへむけて走っていた。

通勤時間帯ではあったが、郊外へむかう車は比較的少なく8時まえに病院へ着いてしまった。

案の定、病院はまだカーテンをしめていてまだ人の気配も無い。

玄関の案内を見ると9時の開院だ。

「チッ」「どうしようかなぁ」

車の乗り降りでも胸が痛むから、車に乗ったまま動きたくない。

「9時まで寝てようか」

そうおもいシートを傾けたとたん、強烈な痛みが胸を襲う。

痛みがだんだんひどくなるようだ。

ハンドルに手をのばして、つかまりながら片方の手で胸を押さえ、やっと起きた。

左手でハンドルをつかみながら、右手でシート・レバーを元に戻すとシートにもたれながら大きくため息をついた。

テレビで老人の介護のようすを見かけるが、今まさに自分が介護を必要とする状態だ。

目を閉じてやがて来るであろうその時のことを考えると、不覚にも涙がでてきた。

「いかん!」気を取り直して目を拭う。

動くと胸が痛むからそのままの状態で我慢した。


8時半になったころカーテンが開いた。

看護婦が開院の準備を始めている。

なんとか車から降りて、玄関へ向かう。

若い看護婦だ。可もなく不可もない顔をしている。

「もう始めますか」

遣太は腕をおろし痛みを隠した顔で声をかけた。

「診療は9時からなんですけど、受付はしますよ」

「これに住所と、お名前おねがいします」

もらった受付票に住所と名前を書く。

保険証の欄は国民健康保険にマルをつけた。

「怪我をされてるのは、胸ですか」

そう言われてから、無意識のうちに左手を胸に当てているのに気がついた。

「ええ、ちょっと転んで胸を打ったんです」

看護婦は受付表に書きだした。

おそらく受付表が問診表になっているのだろう。

「保険証おねがいします」

「今日持ってきてないので、実費でお払いします」

ほんとは持ってきてないのではなく、持ってないのだ。

保険料を滞納しているからもらってないなんていえるもんじゃない。

このあいだからパチンコで勝っていたから余裕があった。

昨夜引き出しにいれておいたお金を数えたら、20万貯まっていた。

2,3万くらいならなんとかだいじょうぶだ。

時計を見ると8時45分だ。

「あと15分か」

ゆっくり歩いていってロビーのソファーに倒れこんだ。

(つづく)


(その1からのつづき)

「大派さん、どうしたの? きつそうじゃん」


平賀が声をかけてきた。

同じ工場へ派遣されている同僚のなかで、一番気の置けないやつだ。


「いやぁ、金曜の夜に飲み行ってちょっとスッ転んじゃってなぁ」

「どうなの?」

「ちょっと胸が痛ぇんだよ」

「病院行ったほうがいいよ」

「うーん」

「保険証あるんだろう?」

「いや、それが・・・保険料滞納しててさ、もらってねんだよ」

「そりゃ、ヤバイなぁ。保険証ないと実費だよ」

「どのくらいかかるかなぁ」

「万札はいるだろうなぁ2,3枚」

「そんなに!」

「持ってる?」

「ああ、少しある」


このところパチンコの調子がよくて20万ほどプールがあったが、それはないしょだ。

やっぱり病院へ行くしかないか。


「上野さんに断っといたほうがいいよ」

「そうだな、そうする!」


昼休みのチャイムがなった。

遣太は休みの届けをするために事務所へ向かっていった


「上野さん、明日病院へいきたいんでお休みしたいんですが」

「どうした大派さん、めずらしいじゃないか」

「いやぁ、金曜の晩に飲み行ってて転んじゃったんです」


遣太は平賀と同じ話をした。


「それは骨が折れてるかも知れないなぁ、前にもそれに似たようなことがあったけど、」

「えっ、骨折ですか」

(つづく)
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