What’s Newビル・エバンスは、そのほとんど多くがピアノ・トリオでの録音である。
だが、ここにあげた「
What’s New」は、異色とも思える
ジェレミー・スティグとの共演である。
J・スティグは奇才とも言えるフルート・プレーヤーで、彼のフルートは他のプレーヤーにはない、独特の音色を持っている。
なんでも口の辺りに障害があるとかで、特別なマウスピースを使用しているとの事。
見事にそのハンディを克服したサウンドは、日本の尺八をイメージさせる。
これまでのピアノ・トリオとは違う、強烈なインパクトのあるインター・プレイが聞ける。
B・エバンスが惚れ込んで共演しただけに、彼自身がライナー・ノーツを書いているのも興味深い。
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