THE SURVIVORS’SUITE/KEITH JARRETT1967年以来トリオによる演奏活動をつづけてきた
キース・ジャレットだが、71年よりテナー・サックス奏者
デューイ・レッドマンを加えてカルテットとして編成を拡大した。
その後演奏活動をしていたが、グループとしては絶頂期にあったにもかかわらず、76年に解散してしまった
このアルバムはそのカルテットの最後の演奏になったものだ。
KEITH JARRETT (p)(s.sax)(b)others
DEWEY REDMAN (t.sax)
CHARLIE HADEN (b)
PAUL MOTIAN (ds)(perc)
やるべきことはやったから、いい時に解散してしまおうというのはキースの美学なのか。
そしてこのアルバムは、グループの最後を飾るにふさわしい出来となってしまった。
‘SURVIVOR’は何を意味するのだろうか。辞書では‘生存者’‘生き残った者’というふうに書いてある.
サバイバルの人称だ。
エレクトリック・サウンドが氾濫するなか、アコースティックな音楽の創造に献身し生き残ったと言う意味なのか。
アメリカの内陸的なメロディー、それにゴスペルやフォーク、ジャズ、クラシックといろんな要素がキースの音楽に混ざり合っている。
白人でも黒人でもない、混血の血がこういう音楽を作り上げるんだなぁ
血というかDNAというか、生まれ育ったものは隠せない。
日本人がROCKをやっても歌謡曲の味がするし、アメリカ人のROCKはちょっと気を抜くとカントリー・ミュージックだ。
音楽に血はごまかせないと、いうのがおいさんの信条です。
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