アメイジング・トシコ・アキヨシ秋吉敏子の記念すべき、初吹き込みです。
A面は1954年に来日した、J・A・T・Pのメンバーを従えて録音されたもの。
初録音にもかかわらず、J・A・T・Pのベテランたちと、同等にわたりあうプレイはすばらしい。
バド・パウエルを尊敬していたという、彼女のオリジナル「
Toshiko's Blues」は、バドの「
Bud's Blues」と同じフレーズを使っていることでもわかる。
B面は1957年のニューポート・ジャズ・フェスティバルでのライブ。
「
Between Me And Myself」はアメリカで留学中につくった曲で、日本情緒の感じられる曲だ。
彼女はその後もよく日本への郷愁を感じさせる曲を作っているが、これがルーツかな。
「
Blues For Toshiko」もハンプトン・ホーズ的な、グルーヴィーなブルースが聴けるオリジナルだ。
おいさんがこれを手に入れたときは、グラモフォンから会員への特典レコードで、非売品だったが最近CDが復刻したみたいで、もはや珍盤とは言いがたいなぁ。
秋吉敏子もすでに80歳。
別府でのライブのときジャケットのウラにもらったサインは「穐吉敏子」と書かれていた
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