メンフィス・アンダーグラウンド・/ハービー・マン高校2年生の頃だったろうか、中央郵便局の前の小さなビルの2階に「トリコロール」という喫茶店があった。
なにも変哲のない小さな喫茶店だった。
店内は昼間でも薄暗く、耳にここちよい音量でJAZZが流れていた。
そこで初めて知った、ハービーマンというミュージシャン。
フルートという楽器にもなじみがなかったけど、まだそんなにJAZZを知らなかった私にそのサウンドは新鮮だったと記憶している。
ハービーマンのフルートにラリー・コリエルのギター。
まだJAZZにエレキ・ギターを使うことの是非が言われていた時代だ。
ずっとROCKを聴いていたから、別段支障はなかった。
むしろエレキの音は心地よい。
それにロイ・エアーズのバイブがからむ。
今でもレコードを聴くことがあるが、40年以上も前という時代は感じさせないサウンドだ。
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