なによりも自己に忠実で、情熱的なプレイで魅了するフィル・ウッズ。
ヨーロッパに新天地を求めた彼が、現地のミュージシャンと構成したヨーロピアン・リズム・マシーン。
今から40年も昔に録音されたとは思えないほどそのサウンドは今でも我々を魅了する。
PHIL WOODS (as)
GORDON BECK (p)
HENRI TEXIER (b)
DANIEL HUMAIR(ds)
ヨーロピアン・リズム・マシーンはひとりひとりがずば抜けた実力を持っているが、それらが溶け合ったときの魅力はすばらしい。
特にピアノのゴードン・ベックは言うまでもなく、このグループには欠かせない存在となっている。
さらに注目すべきは、全員がパーカッションやヴォイスを使ってより多彩な表現のため一丸となっている点だ。
それがフィル・ウッズの信念だろうか。
「ウッドロア」や「ウォームウッズ」も好きなアルバムだが、ヨーロピアン・リズム・マシーンでのウッズは
どことなくのびのびしていて気持ちがいい。
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