ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1天才ピアニストと呼ばれた、
バド・パウエル。
彼の絶頂期(40年代後半から50年代始め)に録音されたこのブルー・ノート盤が最高だろう。
アップ・テンポの演奏で聴かれる、絶妙なピアノ・タッチと乗り。
バラードでは聴く者の心の琴線に触れる、高貴なロマンを展開する。
このアルバムは
ファッツ・ナヴァロ(tp)やソニー・ロリンズ(ts)ロイ・ヘインズ(ds)らが参加したクァルテットによるセッションと、
マックス・ローチ(ds)とのピアノ・トリオによるセッションが収められている。
ディジー・ガレスピーによって書かれた「
A Night In TUNISIA」もピアノ・トリオで聴く楽しさは格別だ。
また、F・ナヴァロと若きテナーのS・ロリンズが加わったクァルテットの覇気あふれるプレイも聴き逃せない。
このあとパウエルは麻薬の常習で逮捕され、服役中に精神障害を起こしてしまう。・・・・バカと天才は紙一重ってことなのかな
その後、このアルバムを超えるものは残していない。
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